2020.11 Laxmi通信
笑顔は守るもの、創るもの~素敵なあなたの口から生まれるのは、ステキな言霊♡
毎日、クマさんのニュース。実家のある加賀市動橋町では60代男性が朝の散歩中に被害にあわれました。一日も早いご回復を祈ります。森の木の実が不作でクマさんたちは冬眠に入りたくてもお腹が空いて冬眠に入れないのだそうです。私たちが幼かったころは、こんなにクマさんは近くに来るなかったように思います。新幹線が通り、新しい道路ができ、私たちの生活はどんどん便利になっています。とてもうれしく楽しいことです。でも、その影響かもしれませんよね、クマさんのおなかが空っぽなのは…。そんな風に考え始めると、答えは見つかりませんが哀しくなります。分を弁える(ぶをわきまえる)という言葉が浮かびました。SDGsの精神でもある、「誰一人取り残さない社会」のなかには、人間以外の命も考えていかなきゃですね。
【正論では、人は動かない】…「正しいことを言ったら、正しい結果が生まれるのか?」 そうならないことは多くの方が経験されていると思います。正しいことを言うのは、実は正しくないんです。もし、相手を理解していれば、信頼関係が根底にあれば、話は別です。しかし、相手を理解していないところで、正しい指示や指摘をしても、相手が変わるとこはありません。(大久保寛司著「あり方で生きる」より)
最近、ほぼ連日、公私ともに「正しさ」のお話をお聞きしています。本当のことを言ってあげるのが真の優しさ。事実は伝えるべき。真実は一つなのだから。こんなモノサシが、世の中では「あたりまえ・常識」になっているようです。このモノサシを持った人々が、彼らの真実を伝えたとき、思わぬトラブルが勃発します。トラブルは想像をはるかに超え、失うものに愕然。双方のココロの傷も相当な深さとなります。相手をしっかり理解して、強い信頼関係が根底になければ正しいことを言うのは正しくないのです。期待していたほど仕事ができない従業員さんがいたとします。その方に「時間内に最低○○は仕上げてください。仕上がりは美しくしてください。お客様に届ける商品はきれいに仕上げてもらわないと仕事と言えない等々」どれだけ言ってもその従業員さんは変わらないでしょう。人間関係トラブルの原因の従業員さんに「みんなと仲良くしてください。」と言っても変わらないでしょう。
伝えたいことがあるとき、相手のことを深く考えてみていただけたらと思います。相手にはそうしている理由があるのです。その理由は受け入れがたい理由かもしれません。受け入れる必要はないのです。深く知ろうとし、考えていただきたいのです。(小矢田もいっしょに考えますので、悩まず、お声かけください(^^♪)そのうえで、どのように伝えたら、望んでいる結果に繋がるのか?を予測し対策を考えましょう。真実は、ひとつではないのです。正しいことを相手に言うことが目的ではないはずです。言って終わり、ではないはずです。よりよい職場環境になる結果につながる工夫をぜひ一緒に考えていきましょう。 「…中略、正しいことを語るのではなく、正しい状況をつくること、実現すること、ここに焦点をおいていただきたいのです。」(「あり方で生きるより」)